幕末三舟(勝海舟 山岡鉄舟 高橋泥舟)
Katsu Kaishu, Yamaoka Tesshu, Takahashi Deishu
- 作家名
- 幕末三舟(勝海舟 山岡鉄舟 高橋泥舟)かつ かいしゅう
- 作品名
- 詩書
- 作品詳細
- >掛け軸 紙本水墨 緞子裂 合箱
本紙寸法32.2×135.5
全体寸法45.2(胴幅)×190㎝ (海舟寸法) - 註釈
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勝海舟
南州溽暑醉如酒 南州の溽暑(じょく)醉ひて酒の如く
隱几熟眠開北牖 几(き)に隱(よ)り 熟眠して北牖(ほくいう)を開く
日午獨覺無餘聲 日午(にちご)獨り覺めれば餘聲(よせい)無く
山童隔竹敲茶臼 山童竹を隔てて茶臼を敲く南国のこの蒸し暑さは酒に酔うが如くである。北の窓を開け、机に寄りかかり熟睡する。正午ころ目が覚めてみると辺りはひっそりとしている。竹林の向こうで下男が臼で茶をついている音が聞こえる。
(夏昼偶作 柳宗元)
山岡鉄舟
吾心如秤不為人作軽重 我が心秤の如し、人の為に軽重を作らず高橋泥舟
満庭霜葉一窓風
霜で紅や黄に変色した葉が庭一面に満ち、一筋の風が窓を通る。