宮島詠士
Miyajima eishi

 宮島詠士 1 宮島詠士 1
 宮島詠士 1
 宮島詠士 2 宮島詠士 3
 宮島詠士 2 宮島詠士 2
 宮島詠士 1
 宮島詠士 2 宮島詠士 3
 宮島詠士 2 宮島詠士 2
作家名
宮島詠士 みやじま えいし
作品名
詩書(双幅)
作品詳細
掛け軸 紙本水墨 緞子裂 合箱
本紙寸法82.8×151cm
全体寸法112.5×230cm
註釈

【原文】
壁間洸有大雅字
與君合為第一流

【訓読】
壁間、洸(ほの)かに大雅の字あり。
君とともに合せて第一流となす。

【訳文】
壁にはぼんやりと大雅の字がかかっている。
君と合わせればまさに第一流であろう。
※大雅―池大雅(1723-76)。江戸時代の文人画家。書にもすぐれた。

【原文】
酒是風致人武士 由来尤物産神州(「在」は訂正抹消されている)

【訓読】
酒は是れ風致、人は武士。
由来、尤物、神州を産む。

【語釈】
風致―うつくしいおもむき。
尤物―すぐれた人物。すぐれたもの。
由来―よってくる、よって来たところ。いわれ、原因。
神州―ここでは「神国」としての日本をいうか。

【訳文】
酒はうつくしきものの極みであり、人はなんといっても武士である。
そもそも、すぐれたものが、この神国日本を産んだのだ。