久松真一
Hisamatsu Shinichi

久松真一 1
作家名
久松真一 ひさまつ しんいち
作品名
蔵巧於拙
作品詳細
短冊 久松真一旧蔵、久松真一記念館真筆登録証付。
註釈

〈こうをせつにかくす〉

『菜根譚』前集117項「蔵巧於拙 用晦而明 寓清之濁 以屈為伸 真渉世之一壷 蔵身之三窟也」(巧を拙にかくし かいをもちいて明とし 清を濁にぐうし 屈をもって伸となす まことに世をわたるのいっこにして 身をかくするのさんくつなり) 聡明なのにつまらない人間のように見せ、世俗に棲みながらも自由自在に伸び伸び生きている。

『菜根譚』、17世紀の中国、明の時代に洪応明が著した処世の書。