小杉放庵(未醒)
Kosugi Houan(Misei)
- 作家名
- 小杉放庵(未醒) こすぎ ほうあん
- 作品名
- 騎牛老子
- 作品詳細
- 掛け軸 絹本淡彩 緞子裂 共箱
本紙寸法32.6×106.3cm
全体寸法51.8×191.5cm - 註釈
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老子は中国春秋時代(BC770~402)の伝説の思想家。唐のころ神格化され道教の最高神である三清の一柱、太上老君となる。老子は周の王室に仕えるが、周の徳の衰えを見て牛の背に乗って西方に向かった。周の西方国境である函谷関を過ぎようとしたとき、関守の尹喜は牛にまたがり過ぎ去ろうとする老子の姿にただならぬ高徳を感じ、道について何か書き残してほしいと懇願する。このときに老子が著したと伝わるのが『老子道徳経』である。この老子伝説は、騎牛老子図、老子出関図として多くの画家が題材にするが、小杉放庵もまた自ら老荘会を組織し、老荘思想に惹かれた画家の一人であり、このような老荘思想を題材にした作品を多くのこしている。