芹沢銈介
Serizawa Keisuke
- 作家名
- 芹沢銈介 せりざわ けいすけ
- 作品名
- 法然上人頭光踏蓮図
- 作品詳細
- 掛け軸 紙本型絵染 緞子裂 合箱
本紙寸法50.1×37.1
全体寸法64.8(胴幅)×139㎝ - 註釈
-
《法然上人頭光踏蓮図》
第四十七 頭光踏蓮 四月五日 御七十三 蓮花をふみうしろに頭光現じて出給つるをば見ずやとみな見たてまつらざるよしを申
昭和四十九年四月廿三日雲誉上人記念のため昭和十六年刊行の法然上人絵傳より手刷自彩付 芹沢銈介謹記
作品は、勅修御伝または四十八巻伝とも別称される『法然上人行状絵図』(知恩院蔵)を原本に制作された『法然上人絵伝』(画・芹沢銈介画、詞書・小川龍彦、昭和16年、限定100 部)を原画に、昭和49年(1974)、芹沢銈介が型絵染で制作したもの。場面は、『法然上人行状絵図』8巻5段頭光踏蓮で、関白九条兼実が、説法を終えた法然上人が九条邸内の橋を渡る際、上人が地面を離れて蓮華を踏み、後ろに頭光が現れている姿を見たというもの。
※芹沢銈介、小川龍彦による『法然上人絵伝』は、『絵本どんきほうて』に感動した明石の無量光寺住職小川龍彦の依頼により制作された。この絵伝は、時代に即した新しい法然伝を作り出すこと目指して構想され、完成まで約4年半をかけ昭和16年に完成するが、昭和20年の空襲によりその半数あまりを焼失した。