西田幾多郎
Nishida Kitarou

 西田幾多郎 1
 西田幾多郎 2
 西田幾多郎 3 西田幾多郎 4
作家名
西田幾多郎にしだ きたろう
作品名
一日不作一日不食
作品詳細
掛け軸 紙本水墨 緞子裂 合箱
本紙寸法45.3×13.8
全体寸法58.6×123㎝
註釈

《一日不作一日不食》
一日作(な)さざれば、一日食らわず

中国南宋代の編まれた『天聖広灯録』にある、唐代中期の禅僧百丈懐海の言葉。

師凡作務執勞。必先於衆。主者不忍。密收作具而請息之。師曰。吾無徳。爭合勞於人。既徧求作具不獲。而亦忘飡。故有一日不作。一日不食之語。流播寰宇矣。

師およそ作務(さむ)に労を執るに、必ず衆に先んず。主者、忍びず。密かに作具を収さめて、而して之を息(や)まんことを請う。師曰く、吾れ徳無し。争(いか)でか合(まさ)に人を労すべき。既に徧(あまね)く作具を求むるも獲ず、而て亦た飡を忘ず。故に、一日作さざれば、一日食らわずの語有って、寰宇(かんう)に流播(るは)す。