頼三樹三郎
Rai Mikisaburo

頼三樹三郎 1
頼三樹三郎 2頼三樹三郎 3頼三樹三郎 4
頼三樹三郎 5
頼三樹三郎 6
作家名
頼三樹三郎らい みきさぶろう
作品名
詩書
作品詳細
掛け軸 紙本水墨 緞子裂 象牙軸 合箱
本紙寸法27×131.2cm
全体寸法47.5×204cm
註釈

賞雪扁舟興盡歸 雪を賞れば扁舟興尽きて帰る
玲瓏月上十餘磯 玲瓏たる月は十余の磯に上る
層氷觸棹錚然碎 層氷棹に触れ錚然として砕かれ
驚起棲鷗一度飛 驚起棲鴎一度飛ぶ

雪航夜歸 雪航夜に帰る 鷗崖處士

小舟に乗って雪をながめていると既に興も尽きて帰るところ。
見ると玉のように美しい月が十数の磯の上に上っている。
幾重にも重なってできた厚い氷が棹に当たってキンと鳴って砕かれると、
休んでいた鴎が驚き起ち、一斉に飛び立った。