正岡子規
Masaoka Shiki
- 作家名
- 正岡子規 まさおか しき
- 作品名
- 正岡子規自筆書翰(子規全集所載)添付 子規居士十五周忌記念画帖
- 作品詳細
- 画帖 桐箱入り
正岡子規自筆書翰寸法 9.3×18.6cm
全体寸法39.8×121cm - 註釈
正岡子規自筆書翰
《名物鮎の卵御贈下され難友御禮申上候》子規居士十五周忌記念画帖は、河東碧梧桐、中村不折、内藤鳴雪、吉野左衛門、高浜虚子、下村為山の7名による直筆作品と10枚の正岡子規印刷画によるもので、大正5年から6年にかけて頒布(部数は不明)されました。この子規居士十五周忌記念画帖は、島根の日本画家、伊藤素軒の絵を台紙に、島根県鹿足郡日原村(現在の島根県津和野町)の水津定吉宛の正岡子規書翰を貼り込んだもので、この書翰は、『子規全集(講談社)』第19巻(988)に所載され、「墨汁一滴」の中にも、《近日我貧厨をにきはしたる諸国の名物は何々ぞ。大阪の天王寺蕪、秋田のはたはた魚、土佐のザボン・・石見の鮎の卵・・》と記されています。また、『俳人の書画美術・子規(7)』所載の「春水満四沢句箋(同明治34年3月)」は、赤い句箋紙に書かれており、寸法もほぼ同一であり、この書翰と同種のものと思われます。尚、この子規居士十五周忌記念画帖は、水津定吉の関係者より直接当画廊が購入したものです。