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短冊の小径 / 俳人 詩人 小説家

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084西村定雅

降る降るというて通るや夜の雪

10000円

西村定雅 にしむら ていが

寛保4年(1744)~文政9年(1826)

京都の人。通称、甚三郎。兄は岱月楼美角。俳号は俳仙堂、椿花亭、椿亭。俳諧以外戯作などは、粋川子、艶好法師、大極堂有長などと号した。無外庵既白の門人。また、樗良門とも蘭更門とも伝えられる。東真葛原に住し針問屋を営む傍ら蕪村一派の人々や加藤暁台らと親交と親交があった。晩年は下河原に俳仙堂を営み、幻住庵の椎の木で彫刻した芭蕉像を安置し、岸駒に描かせた芭蕉涅槃図を掛け、芭蕉を追善して暮らした。文化元年に出した句集「外国通唱」は、花街語を題材にした俳句集で、「都の東南に当たり一洲あり、名をユスリメロといふ、国風豊饒にして華美を好み好色を事とす」と起筆し、終わりにユスリメロ国語という通語の解釈を添え、通士ミルトウル序と序文を記し、俳句六十余章を収めた。俳文他に「椿花文集」、「反古瓢」、「洒落文台」、「百人袷」、「椿亭記」など。また、江戸時代に流行した擬古文学に才を発揮し、「古今和歌集」を茶化した「古今馬歌集」、「長唄馬歌集」を著した。他戯作文に「徒然睟が川」、「真々の川」、「養漢裸百貫」など。

コンディション他

紙本 裏面に印有り

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