山本梅所
yamamoto baisho
- 作家名
- 山本梅所 yamamoto baisho
- 作品名
- 楊文ソウ臨写 江山河亭図
- 作品詳細
- 掛け軸 絹本水墨 極め箱
作品寸法53x114.8㎝
全体寸法77x196㎝ - 註釈
逸話の残る、有名な楊文ソウ筆、江山河亭図を梅所が写したもの。天保2年(1831)秋頃、山本梅逸は「江山河亭図」を、家財を売り払って工面した五十両もの大金で購入する。これを持って京都の頼山陽を訪ねると、山陽は裃を付けて梅逸を出迎えたという。これを聞いた文人達が次々梅逸を訪ね、軸箱はもとより、軸を包む袋まで賛で埋め尽くされる。梅逸の京都移住は、これを機に山陽から勧められたとも考えられるという。
堂々とした幅で、仕立ても良く、当時の文人の交流を偲ぶ、面白い作品です。