木下長嘯子 Kinoshita Choushoushi
永禄12年(1569)~慶安2年(1649)年7月24日(6月)
豊臣秀吉の家臣で、北の政所ねねの兄、木下家定の長男として尾張に生まれる。名は勝俊。幼い頃より秀吉に仕え、19歳に時に播磨国龍野龍野城主となり、文禄3年(1594)26歳で左近衛権少将、若狭小浜城主となる。小田原征伐や文禄の役に参陣する。関ヶ原の戦いのあと京都東山に隠棲。剃髪して長嘯子と号する。和歌を細川幽斎に学び、清新で自由闊達な独自の歌風を創り上げ、近世和歌革新の先駆者の一人に数えられる。
和歌四首