池上慧澄 Ikegami Echou
安政3年(1856)~昭和3年(1928)
筑後国瀨髙(現在の福岡県みやま市)に生まれる。俗性、宮本。室号、柏蔭室。号、湘山。11歳の時、近所の大竹山二尊寺に出家。本山妙心寺に出世し越渓守謙、さらに小林虎関に師事し虎関の印可を受ける。明治36年(1903)、虎関の跡を継ぎ天授僧堂に入り師家となる。臨済宗大学学長(現在の花園大学)、花園中学学長を歴任。妙心寺管長に推されるが固辞し、富田林市楠妣庵観音寺の再興のために住持となる。多くの弟子を育成し、仏教哲学者久松真一の参禅の師でもある。
詩書
頂相