月僊 Gessen
寛保元年(1741)~ 文化6年(1809)
名古屋に生まれる。俗姓丹家氏。名元瑞、字祥誉。7歳で得度、10代で江戸の増上寺に入り、定月大僧正から月僊の号を賜る。修行のかたわら雪舟派の画人桜井雪館(山興)に画を学ぶ。29歳のころ京に移り、知恩院の檀誉貞現大僧正に就き、その後同院の役僧となる。一説にによると、この京都時代に与謝蕪村に私淑し、円山応挙に師事したという。安永3年(1774)、34歳の年に伊勢山田の寂照寺の住寺となり、画料を寂照寺の復興や貧民救済に費やした。
山水図合作
湖上舟遊図