月舟宗胡 Gesshu Souko
元和4年(1618)~元禄9年(1696)
肥前国の出身。俗姓は原田氏。11歳の時、真言宗の寺に入り出家するが、翌年禅門に転じ、武雄円応寺(佐賀県武雄市)の華岳宗芸について得度。16歳以後、諸国を遊学し、丹波瑞巌寺の万安英種に参禅。加賀大乗寺の白峰玄滴の室に入りその法を嗣ぐ。摂津宅源寺、三河長円寺に晋山し、寛文11年(1671)、大乗寺26世となる。延宝8年(1680)、宇治の禅定寺に隠棲。著書に『月舟遺録録』『月舟夜話』など。宗統復古の先駆者、曹洞宗中興の祖といわれ、その門からは、卍山道白、雲山愚白、祖道宗心、徳翁良高、木橋澄円ら多くの俊豪を輩出した。
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