頭山満 Toyama Mitsuru
安政2年(1855)~昭和19年(1944)
筑前国早良郡西新町の福岡藩士筒井亀策の三男として生まれる。後に母方の頭山家を継ぐ。幼名、乙次郎、後に八郎、さらに満と改名。号、立雲。明治4年(1871)、福岡藩医で儒学者の高場乱の開いた興志塾に入門。明治9年(1876)、大久保利暗殺、政府転覆意図の嫌疑で収監、拷問を受け翌明治10年放免。同年末、向浜塾を起す。明治12年(1879)、向浜塾を閉じ向陽社を起す。明治14年(1881)、向陽社を玄洋社と改称。大アジア主義を主張し、朝鮮独立党の金玉均、辛亥革命を起こした孫文、インド独立運動の指導者チャンドラ・ボースらを支援、国家主義運動の巨頭として暗躍した。
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