石碑や銅器などに彫られた文様、文字を紙に写し取ったもの。乾拓法(柔らかい墨で擦り写す)、湿拓法(紙を水張りし、打ち込み半乾きになった状態でたんぽで油墨を付けて写し取る)がある。日本各地の古代碑のうち、書道史において重要とされている、栃木県大田原市の那須国造碑、宮城県多賀城市の多賀城碑、群馬県高崎市吉井町の多胡碑は日本三古碑といわれ、いずれも飛鳥時代より奈良時代(8世紀前後)のものである。
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