東嶺円慈 Tourei Enji
享保6 年(1721)~寛政4年(1792)
近江小幡駅出町(滋賀県東近江市五個荘小幡町) に生まれる。諡号、仏護神照禅師。享保14年(1792)9歳、近江能登川大徳寺の亮山恵林につき出家。元文2年(1737)17歳、日向大光寺の古月禅材に参禅。次に丹波法常寺の大道文可に参禅する。寛保3年(1743)23歳、駿河松蔭寺の白隠慧鶴に参禅、寛延2年(1752)29歳で白隠の法を嗣ぐ。同門の遂翁元盧と共に鵠林門下二神足といわれ、大器の遂翁、微細の東嶺と並び称される。伊豆龍沢寺を創建。著述に『達磨多羅禅経説通考疎』『宗門無尽燈論』『五家参詳要路門』『父母恩難報経註解』など。
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