荒川豊蔵 Arakawa Toyozo(Arakawa Toyozou)
岐阜県土岐郡多治見市大畑町に生まれる。 尋常高等小学校卒業後、12歳で神戸の陶磁器貿易商「能勢」に入るが1年で退社。その後多治見や名古屋の商店に勤める。大正11年の春、画家を目指し上京するが挫折して帰郷、同年、京都の陶芸家宮永東山の陶房に入る。昭和2年、鎌倉の北大路魯山人に招かれ、星ヶ岡窯に移る。昭和5年、可児市久々利大萱の古窯跡で志野の陶片を発見し、黄瀬戸、志野、瀬戸黒、織部といった桃山のやきものが美濃の産であることを実証する。昭和8年、大萱に陶房を構え、桃山の美濃焼の再興を志す。昭和21年、多治見市に水月窯を開窯。昭和30年、重要無形文化財技術保持者(人間国宝)に認定される。昭和46年、文化勲章受章。陶芸家。
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