浜口陽三 Hamaguchi Youzou
明治42年(1909)-平成12年(2000)
醤油醸造を業とする旧家の三男として和歌山に生まれ、六歳で生家のある銚子に移る。東京の中学に通い、洋画を小林万吾、彫刻を建畠大夢に学ぶ。東京美術学校塑造科に入学したが、中退し渡仏する。第二次大戦前に帰国し、戦後は銅版画(メゾチント)に取り組み始める。44歳でフランスに移住し、昭和56年にサンフランシスコに居を移す。平成8年帰国。百科事典「ブリタニカ」第15版~の「メゾチント」の項目では、「カラーメゾチントにおける最も名高い主導者、新たな技法の開拓者」として紹介される。サンパウロビエンナーレ展版画最優秀賞、東京国際版画ビエンナーレ展で国立近代美術館賞受賞など。
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