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短冊の小径 / 俳人 詩人 小説家

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030大田垣蓮月

くれ竹の末はそよきてふしみやまみやこにちかく秋はきにけり

28000円

大田垣蓮月 おおたがき れんげつ

1791年(寛政3)~1875年(明治8)

実父は伊賀上野の城代家老藤堂新七郎良聖。大田垣伴左衛門光古の養女となる。俗名、誠(のぶ)。17歳の時、大田垣家の養子望古と結婚し、一男二女をもうけるが、いずれも夭折。その後、望古と離婚。29歳の時、大田垣家の養子古肥と再婚し一女をもうけるが、四年後夫古肥は病没する。葬儀の後、養父と共に知恩院で剃髪し、蓮月尼を称した。2年後、7歳の娘を失い、さらに42歳の時、養父を亡くす。その後は、自作の和歌を書きつけた急須や茶碗などを焼き、やがて名は高まり、「蓮月焼」と呼ばれて人気を博す。岡崎、粟田、大原、北白川などを転々とし、西賀茂の神光院で明治8年12月10日、85歳で没した。 和歌は上田秋成、香川景樹に学び、穂井田忠友、橘曙覧、野村望東尼ら歌人のほか、維新の志士と交流する。富岡鉄斎は、蓮月尼老年の侍童であった。明治元年(1868)、『蓮月高畠式部二女和歌集』が出版され、同4年には近藤芳樹編の家集『海女の刈藻』が刊行された。

コンディション他

紙本 極僅かにヤケ

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