山本梅逸
Yamamoto Baiitsu
- 作家名
- 山本梅逸 やまもと ばいいつ
- 作品名
- 松鶴図
- 作品詳細
- 掛け軸 紙本水墨 緞子裂 象牙軸 合箱
本紙寸法41.8×120.3
全体寸法(胴幅)54.4×207㎝ - 註釈
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【賛文】
月正升時露正生
酒初酣處句初成
高吟莫近長松下
梢上恐令鶴夢驚丁亥冬日録舊作併写
山亮
【訓読文】
月正に升らんとする時露正に生ず
酒初めて酣なる處、句初めて成る
高吟近づく莫れ長松の下
梢上鶴夢を驚か令めんことを恐る
丁亥の冬日、旧作を録し併せて写す【現代語訳】
月が山之端にかかろうとする時夜露も生じ
酒宴もたけなわとなって句も生まれる
句を吟ずるのもいいが、そこの高い松に近づいてはならぬ
梢で眠る鶴を驚かせてはいけないから丁亥(文政10年)の冬、梅逸45歳の作品