丸木位里、丸木俊
Maruki Iri,Maruki Toshi
- 作家名
- 丸木位里、丸木俊 まるき いり、まるき とし
- 作品名
- 平和母子の像
- 作品詳細
- 額装 色紙 紙本水墨
本紙寸法24.2×27.1cm
額寸法44.5×47.8cm - 註釈
鳩のなかに母子が描かれています。母親の胴体は描かれていませんが、母が子を抱かえていると思って見ると、子供を抱えた母の図であることがわかります。平和の象徴である鳩と母子。丸木位里、俊は平和を願いこの絵を多く描きました。二人は原爆の悲惨を直視した画家です。この絵はたんなる平和母子像ではなく、原爆の悲惨を象徴する悲しい母子像であり、原爆で亡くなった人々へのレクイエムです。
浄土宗の僧であり、哲学者でもある山本空外を紹介するDVD(無二的人間 空外書道の世界)があります。その中に、被爆者でもある山本空外が丸木位里、俊夫妻を訪ねる場面があり、丸木位里はこの同じ母子の図を描き、山本空外に贈る様子が映し出されます。