鄧州全忠 (南天棒)
nantenbou
- 作家名
- 鄧州全忠 (南天棒) なんてんぼう
- 作品名
- 風吹不動天辺月
- 作品詳細
- 掛け軸 紙本水墨 紙表具 合箱
本紙寸法32.8×135cm
全体寸法41.8×211cm - 註釈
《風吹不動天辺月》
風吹不動天辺月 雪壓難摧澗底松 (嘉泰普灯録)
風吹けども動ぜず 天辺の月
雪壓(お)せども摧(くだ)け難し 澗底(かんてい)の松五代末より北宋にかけて隆盛を極めた禅の一派「雲門宗」宋代の僧、雪竇重顕に連なる雷庵正受(1146-1208)によって編集された『嘉泰普灯録』から。
風が吹いても天の月は動ぜず、雪が降り積もろうとも谷底の松は砕けることはない。 天上の月、谷底の松、その対照的なコントラストのなかに、いっそう孤高の強さ、厳しさが浮き上がってくるように思います。