霊元天皇
Emperor Regen
- 作家名
- 霊元天皇 れいげんてんのう
- 作品名
- 和歌 水石契久
- 作品詳細
- 掛け軸 紙本水墨 緞子裂 象牙軸 田山方南箱 二重箱
第20回日本水石名品展(主催・日本水石協会/日本経済新聞社 昭和55年)
出品及び図録所収
本紙寸法60.2×43
全体寸法73.6(胴幅)×131㎝ - 註釈
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詠水石契久 和歌
伊気水のすむべき千代も玉がしは、まづあらはるる数に見えつつ【釈文】
水石、契り久し。
いけ水のすむべき千代も玉がしわ、まづあらはるる数に見えつつ【語釈】
水石契久―おめでたい歌題。「千代に八千代にさざれ石の…」をふまえて詠む。
玉がしは―堅い岩の美称。「あらわる」にかかる枕詞(まくらことば)のごとし。
すむ―「住む」と「澄む」の掛詞(かけことば)。
あらはるる―「現わる」と「洗はる」の掛詞であろう。【訳文】
池の澄んだ水のなかで千年も変わることのない堅い岩が、水に洗われつつ、次々と姿を現してくるよ。