棟方志功
munakata shikou
- 作家名
- 棟方志功
munakata shikou - 作品名
- 桑山入日図(肉筆)
- 作品詳細
- 掛け軸 紙本着色 棟方巴里爾鑑定箱並びに棟方志功鑑定会登録
作品寸法44.6x32.8㎝
全体寸法67x124㎝ - 註釈
棟方志功は、昭和20年4月から富山県南砺市福光町に疎開し、昭和26年の12月までの6年間あまりを過ごします。桑山はその福光町の中心部から北東約2.5キロほどのところにある標高293メートルの山で、その頂には桑山神社があります。この絵は、その桑山の沈む落日を福光の風景の向こうに描いたものです。17歳の時、母親が病没し、家運も傾き父親は鍛冶屋を廃業し、志功は裁判所弁護士控所の給仕となります。絵が好きだった志功は、仕事が終わると毎日公園で写生をし、描き終わると風景に対して手を合わせたそうです。そんな志功の姿を想うこの作品です。
棟方の肉筆作品は「倭画」と言われ版画とともに高い評価を受けています。