沢木興道 Sawaki Koudou
明治13年(1880)~昭和40年(1965)
三重県津市に生まれる。4歳で母を、7歳で父を亡くし、澤木文吉の養子となる。17歳で出家を志し永平寺に入る。天草の宗心寺の沢田興法のもとで得度。日露戦争に従軍して負傷する。退役後、法隆寺勧学院で佐伯定胤より唯識を学ぶ。丘宗潭の命で熊本の大慈寺僧堂講師となり参禅を指導。以降、生涯住寺を持たず、各地の道場を転々とし、「移動僧堂」、「宿無し興道」と称された。昭和10年(1935)駒澤大学特任教授、總持寺後堂職に就任。昭和38年(1963)駒澤大学名誉教授。曹洞宗、近代の名僧。
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