吉川霊華

明治8年(1875)~昭和4年(1929)

東京府湯島に儒者吉川澹斎の三男として生まれる。名、準(ひとし)。15歳のころ狩野良信について狩野派を学び、次に土佐派の山名貫義に師事。大正5年(1916)、鏑木清方、平福百穂らと金鈴社を結成。冷泉為恭に私淑し、「正しき伝統の理想は復古であると同時に未来である」という信念に支えられて、格調高い大和絵を描いた。

吉川霊華 逍遙
逍遙

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