丈草 野坡 其角 嵐雪
Joso(Jousou)、yaba、kikaku、ransetsu
其角 嵐雪
丈草 野坡
- 作家名
- 丈草 野坡 其角 嵐雪 じょうそう やば きかく らんせつ
- 作品名
- 四家俳句短冊 双幅
- 作品詳細
- 掛け軸 紙本水墨 緞子裂及び泥紙 小松茂美鑑定書 合箱
本紙寸法34.3×180㎝ - 註釈
-
小松茂美 Komatsu Shigemi
大正14年(1925)~
山口県岩国市に生まれ。昭和17年(1942)、山口県立柳井中学校卒業。広島で被爆。「平家納経」に魅せられ学問の道に進む。昭和36年(1961)、東洋大学から文学博士号取得。昭和41年(1966)、「平安朝伝来の白氏文集と三跡の研究」で日本学士院賞。昭和54年(1979)、「平家納経の研究」で朝日賞。東京国立博物館美術課長を経て、現在、センチュリー文化財団理事・館長。著書に『後撰和歌集・校本と研究』、『日本絵巻大成』『古筆学大成』(30巻)、『小松茂美著作集』(33巻)など。文学博士。古筆学研究者。
丈草
木曽川の辺(あたり)にて ながれ木や篝火の空の時鳥 (『渡鳥集』所収)野坡
あたゝかにやとそ物くふしくれかな其角
竹の屁を折節聞くや五月闇(さつきやみ)嵐雪
此寺に秘みつの瀧や夕涼俳人の書画美術は、書画を専門とする者にとって、日本文学の正統として大切にしなければならない世界。特に丈草は、作品が少なく、地元犬山の人であり、その人柄に魅力もあって、この芭蕉につらなる四俳人の双幅は、久しぶりに入手した嬉しい掛けものでした。