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武家
D-645 徳川光圀

D-645 徳川光圀Tokugawa Mitsukuni

 徳川光圀 1
 徳川光圀 2
作家名
D-645 徳川光圀とくがわ みつくに
作品名
松平義行宛書状
価格
550,000円(税込)
作品詳細
掛け軸 紙本水墨 緞子裂 合箱
本紙寸法49.3 ×18
全体寸法(胴幅)57.3×103㎝
作家略歴

徳川光圀
寛永5年(1628)~元禄13年(1700)

常陸国水戸藩第2代藩主。水戸藩初代藩主徳川頼房の三男。幼名、千代松。字、子龍。号、梅里、常山人。諡、義公。隠居後、西山隠士。寛文元年(1661)、水戸藩主となる。民政を重視し産業を振興、水戸城下に笠原水道(上水道)の開設するなど社会整備、勧農策を実施し貧民の救済に努めた。また、明の遺臣朱之瑜 (舜水) を招いて学問を奨励。彰考館を設立し、《大日本史》の編纂に着手し、水戸学の基礎を築いた。

松平義行
明暦2年(1656)~正徳5年(1715)

美濃国高須藩初代藩主。信濃国高井藩主。官位は従四位下・権少将、摂津守。尾張藩主徳川光友の子。天和元年(1681)、父光友より信濃国伊那郡、高井郡、水内郡内において3万石を分与され、高井藩を立藩。元禄13年(1700)、高井郡、水内郡の領地と美濃国石津郡、海西郡内の領地が交換され、美濃高須藩を立藩。高井藩は廃藩となった。藩主の入れ替えが頻繁に続く尾張徳川家の後見をしていたことでも知られる。

コンディション他

【原文】
如承意先頃於
在所出火之処、城内
異儀無之候程
早々楮毫之趣、御深志
之至存候。恐々謹言。
     水戸宰相
二月十二日 光国(花押)
 松平摂津守様
      御報

【訳文】
お知らせのように、先日、在所で出火しましたが、
城内に異常ありませんでした。
早々にお手紙でお尋ねの事、御深志の至りに存じます。
恐々謹言。
     水戸宰相
二月十二日 光国(花押)
 松平摂津守様
      御返事

御返事本紙、経年の傷みがあります。表具が新しく、また裂も良いものではなく、古い裂を使い時代に合うように仕立て直すことをおすすめします。