【原文】
極重悪人唯称仏 我亦在彼摂取中 煩悩障眼雖不見 大悲無倦常照我
【訓読文】
極重の悪人はただ仏を称すべし、我も亦彼の摂取の中に在れども、煩悩、眼を障えて見たてまつらずと雖も、大悲倦きことなくして常に我を照らしたまう
【現代語訳】
極めて罪の重い悪人はただ念仏すべきである。私もまた阿弥陀仏の光明の中におさめ取られているけれど、煩悩が私の眼をさえぎり、見たてまつることができない。しかし、阿弥陀仏の大いなる慈悲の光明は、私を見捨てることなく常に照らしていてくださる。
本紙に若干のヨゴレよシミがありますが、優品です。