松平定綱
文禄元年(1592)~慶安4年(1652)
徳川家康の異父弟松平定勝の三男。母は美濃加納藩初代藩主奥平信昌の養女(奥平貞友の次女)たつ。越中守。号、俊峰。下総山川藩、常陸下妻藩、遠江掛川藩、山城淀藩、美濃大垣藩、伊勢桑名藩の各藩主。徳川家康の甥に当たる。
堀立庵…儒者堀杏庵の子。尾張藩士堀忘斎の兄。
【原文】
描々先日はかたミニて
得閑談大慶不過之候
委細追々可申入候以上
先日は御見舞金
満足候繁多成時分ニ而
馳走も不申疎略之
至候吾等氣相も弥
能候可御心安候追付
参勤可申と存候然は
干一籠進之候
書印迠ニ候恐々謹言
四月十三日 松越中 定綱
堀立庵老 机下