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禅林墨蹟 臨済宗
E-267 天室宗竺

E-267 天室宗竺
Tenshitsu Soujiku

 天室宗竺 1
 天室宗竺 2
 天室宗竺 3
作家名
E-267 天室宗竺 てんしつ そうじく
作品名
墨蹟
価格
120,000円(税込)
作品詳細
掛け軸 紙本水墨 緞子裂 時代箱
本紙寸法66.5×30.2
全体寸法68.8(胴幅)×116.2㎝
作家略歴

天室宗竺
慶長10年(1605)~寛文7年(1667)

尾張の人。大徳寺190世。字、如幻。別号、一如、如幻、雛道人、破笠子、乱道人など。承応3年(1654)、大徳寺玉室宗珀の法を嗣ぎ大徳寺に入山。寛文3年(1663)、東海寺の輪番となる。諡号、大覚円明禅師。

コンディション他

【翻刻文】

雪峰存禅師住菴
有僧敲門

峰放身出云是甚麼
僧亦云是甚麼
峰低頭歸菴
僧峯示嵓頭々云
我當時若向伊道末
後句天下不奈雪老
 何
霊堂欲云
扶過断橋水伴歸
明月村只知途路
遠不覺又黄昏

紫隼釈一如

【読み下し文】

雪峰(義)存禅師菴に住まいす。
僧の門を敲く有り。

峰身を放って出、是く云う「甚麼」と。
僧も亦是く云う「甚麼」と。
峰頭を低れて菴に歸す。
僧、峯に嵓頭を示す。頭の云わく、
「我、當時若し伊に向かって末後の句を道(い)はば、
天下雪老を奈何ともせず。」
霊堂云わんと欲す
扶けて過ぎる断橋の水
伴って歸す明月の村
只途路の遠きを知り
又黄昏を覺えず

紫隼釈一如

本紙ウブなり、多少折れ。裂、多少傷みあり。