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近世文学
d-684 河野鉄兜

d-684 河野鉄兜Kouno Tettou

河野鉄兜 1
河野鉄兜 2
河野鉄兜 2河野鉄兜 2
河野鉄兜 2
作家名
d-684 河野鉄兜こうの てっとう
作品名
吉野懐古
価格
55,000円(税込)
作品詳細
掛け軸 紙本水墨 紙裂 合箱
本紙寸法52.6 ×131.2
全体寸法(胴幅)66.1×189㎝
作家略歴

河野鉄兜
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コンディション他

吉野山の桜と吉野時代(南朝)の往事に思いを馳せて詠った漢詩を「芳野懐古」といい、そのなかでも、梁川星巌、藤井竹外、河野鉄兜の「芳野懐古」を芳野三絶という。

山禽叫断夜寥寥 山禽叫び、断へて夜は寥寥たり
無限春風恨未鎖 無限の春風、恨み未だ鎖(き)えず
露臥延元陵下月 露臥す延元陵下の月に
満身花影夢南朝 満身の花影南朝を夢む

山の鳥の鳴き声も絶えて夜はひっそりとしてもの寂しく、尽きることもなく吹く春風に怨みは今だ消えることがない。月の下で延元陵に伏せ、満身の桜に南朝の夢みる。

延元陵…後醍醐天皇の御陵

本紙全体に、ヤケ、小折れ。