日本人の持つ美意識の結晶ともいうべき掛け軸。日本人の創造した優れた美術の多くは、掛け軸という表現様式に託され、さらにその輝きをまして、今を生きる私たちに感動と喜びを与えてくれます。また、それは、故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知ることでもあります。長良川画廊は、近世、近代書画専門の画廊として、日本の貴重な文化遺産である掛け軸を中心に、選りすぐりの作品をご紹介をするとともに、鑑定、評価、買い取りなどのご相談にもお答えしております。

《わたしたちが失いつつあるもの》

日本人に受け継がれてきた『学びのこころ』

日本に最初の中央集権国家が生まれる飛鳥・奈良時代以降、外来文化である仏教と儒教は、日本の学問の中心となり、日本人の精神的規範となって日本の文化に深く浸透していきます。また、一方には、遙か神々の時代より、自然の営みに寄り添い、自然に溶け込んで生きる、日本人固有の自然観、死生観があります。日本の豊かで多彩な優れた文芸はそうした歴史的背景、精神風土の下で育まれてきました。また、そこには、学芸を尊び、「学びのこころ」を大切にした古き日本人の姿があります。

『学びのこころ』にふれる今月の一点

歌人 吉野秀雄
乙酉年頭吟

吉野秀雄

終戦の翌年、昭和21年5月、鎌倉に鎌倉アカデミアという学校ができる。鎌倉アカデミアは、鎌倉在住の画家や演劇家らによる鎌倉文化会が母体となって開校し、当初は鎌倉大学校を名乗ったが、大学としての認可がおりず鎌倉アカデミアと改称された。文学科、産業科、演劇科の3科を設け、教室は、鎌倉光明寺の本堂や庫裡をベニヤ板で仕切った間借りであったが、国文学は片岡良一、風巻景次郎、西郷信綱、文学史は林達夫、英文学は高見順、吉田健一、日本近代史は服部之総、哲学は三枝博音、他に劇作家で画家でもあった村山知義、舞踏家の朴永仁、映画撮影技師の三浦光雄など多彩な面々が授業を担った。吉野秀雄は、このなかにあって短歌と万葉集を教えた。この鎌倉アカデミアは、昭和25年9月、資金難によって開校からわずか4年半で閉校となるが、吉野秀雄は、創立当初から参加し、最後まで学校に残った数少ない教師の一人であった。このときの生徒の一人に作家の山口瞳がいて、吉野秀雄との交流を『小説・吉野秀雄先生』に描いている。そこで語られる吉野秀雄の人間像は魅力的だ。吉野秀雄は生徒に短歌を五首提出することを宿題にしたという。以下は『小説・吉野秀雄先生』からの抜き書きである。

(以下、後記に続く)»

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長良川画廊東京乃木坂オフィス開設のお知らせ

開設日 平成30年11月20日(火)

長良川画廊東京乃木坂オフィス

〒107-0052 東京都港区赤坂9-5-29 赤坂ロイヤルマンション503号

電話番号 03-5843-0075

Fax 03-5843-0076

東京メトロ千代田線乃木坂駅2番出口より2分

乃木坂オフィス開設記念企画展Ⅰ
弁栄上人の書画美術
【会期】
平成30年12月18日(火)~12月27日(木)
午前10時~午後5時(最終日は午後3時終了)
【会場】
六彩居ギャラリー
東京都港区六本木3-6-1 丹波谷六彩居ビルディング
※都営大江戸線六本木駅5番出口より3分
※図録(無料)を発行します
お申し込みは長良川画廊(Tel058-263-4322)まで
乃木坂オフィス開設記念企画展Ⅱ
近代浄土思想の黎明 ― 浩々洞とその周辺の人々
【会期】
平成31年1月19日(日)~1月28日(火)、但し22日(水)、25日(土)は休み
午前10時~午後5時(最終日は午後3時終了)
【会場】
六彩居ギャラリー
東京都港区六本木3-6-1 丹波谷六彩居ビルディング
※都営大江戸線六本木駅5番出口より3分
※図録(無料)を発行します
お申し込みは長良川画廊(Tel058-263-4322)まで
乃木坂オフィス開設記念企画展 Ⅲ
東洋的無 久松真一
【会期】
平成31年2月10日(日)~2月15日(金)、18日(日)~20日(水)
午前10時~午後5時(最終日は午後3時終了)
【会場】
六彩居ギャラリー
東京都港区六本木3-6-1 丹波谷六彩居ビルディング
※都営大江戸線六本木駅5番出口より3分
※図録(無料)を発行します
お申し込みは長良川画廊(Tel058-263-4322)まで

長良川工房

長良川工房

掛軸・屏風・和額などの表装、修復、染み抜きなどを専門とする表装工房。
長良川画廊直営。

長良川工房
岐阜市泉町16
山本ビル3階

山崎弁栄記念館

山崎弁栄記念館

山崎弁栄記念館
岐阜市泉町16
山本ビル1階

久松記念館

久松記念館

久松記念館
岐阜市
長良福光228-2

久松真一作品鑑定のお知らせ

八白庵

八白庵

蔵ギャラリー
八白庵

岐阜市八代
11-10

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特集 久松真一
久松真一の掛け軸、短冊 ご紹介

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ふるさと岐阜への思い
長良川画廊企画展の歩み
今までの企画展紹介 『郷土の先人遺墨展』 他
美術館マンスリー
店主の美術館鑑賞記
店主のブログ『知と愛』
日本の古き文化、日本人の古きこころをエッセンスとして、わたしたちの今、此処(ここ)を綴る

掛け軸、屏風、日本画、洋画などの鑑定と買い取りについて

長良川画廊は、掛け軸、屏風、日本画、洋画などを専門に取り扱う美術商として、芸術家、文学者、思想家、宗教家、学者、政治家など、あらゆる書画の鑑定(無料)と買い取りをいたします。また、日本人作家のみならず、中国人作家、韓国人作家の鑑定(無料)と買い取りもいたしますので、掛け軸、屏風、日本画、洋画などの鑑定と売却は、お気軽に、書画専門、長良川画廊にご相談ください。

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