翻手作雲覆手雨
紛紛輕薄何須數
君不見管鮑貧時交
此道今人棄如土
手を翻せば雲と 作(な)り手を覆せば 雨となる
紛紛たる輕薄何ぞ數ふるを 須(もち)いん
君見ずや管鮑貧時の交わりを
此の道今人(こんじん)棄つること土の如し
手を返せば雲となり、手を覆せば雨となる。(状況により態度を変える人間の例え)
あれこれと軽薄なことを数え上げる必要があろうか。
君は見たことがないのか、管仲と鮑叔牙が貧しい時に結んだ深い友情を。
このような道(友情や信義の道)を、今の人々は土くずのように捨て去っている。貧交行 杜甫
まずまず美品。