《世上豈無千里馬 人中難得九方皋》
北宋の黄山谷の詩集『山谷集』巻六の「過平輿懷李子先時在并州」と題する詩の一節。
【訓読】
世上、豈(あに)千里の馬、無からんや。
人中に九方皋を得難(がた)し。
【語釈】
千里馬―一日に千里を疾走する馬。才能の非常に優れた人をいう。
九方皋―中国春秋時代の馬の鑑定人。
【訳文】
世の中に、どうして千里の名馬がいないことがあろう。必ずいる。
しかし、世間の連中の中に、九方皋のように馬のことがわかる人がいないのだ。
(すぐれた人材はいるが、それを見出して登用する人物がいない)
美品です。