貫名海屋 Nukina Kaioku
安永7年(1778)~文久3年(1863)
徳島御弓町(徳島市弓町)に吉井直好の次男として生まれる。名、苞(しげる)。字、子善、君茂。号、海客、林屋、海屋、摘菘翁、菘翁(すうおう)など。幼少より漢籍を学び、書は西宣行に師事し米元章の書風を学び、空海の書を慕う。27歳のときに姓を吉井から、吉井家の遠祖である貫名(ぬきな)に改める。三十代半ばで京都に出て、詩、書、画とも広く認められるようになり、特に書は市河米庵、巻菱湖と並んで幕末三筆に数えられた。
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