大谷光演(句佛) Otani Kouen(Kubutsu)
明治8年(1875)~昭和18年(1943)
東本願寺(真宗大谷派)二十二世大谷光瑩の次男として生まれる。十歳で得度。明治41年、東本願寺二十三世となり同派管長を兼務。号、句佛、彰如、愚峰、春波、獅子窟主人など。幼年から諸流の書道を学び、岐阜出身の書家杉山三郊に師事する。幸野楳嶺や竹内栖鳳に日本画を学び、正岡子規や河東碧梧桐、高浜虚子らの影響を受け、俳人としても活躍する。
句仏の号は「句をもって、仏事をなす」の意。大正14年、東本願寺の財政破綻の責任を取り、長男・光暢に法主の座を譲る。
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