岐阜 郷土の先人遺墨展目録郷土シリーズ27 8

◆加藤栄三・１９０６〜１９７２　岐阜市美殿町で生まれる。大正１２年、岐阜商業学校卒業。昭和６年、東京美術学校日本画科卒業。昭和 ４年、第１０回帝展で「夏日小景」が初出品、初入選。昭和１４年、第３回新文展「月夜」で特選。昭和２３年、「創造美術」の創立に参加。 昭和２７年、日展審査員。昭和３４年、第１回新日展出品作「空」で日本芸術院賞受賞。昭和４４年、日展理事。平成５年、山種美術館で「加 藤栄三展」開催。日本画家。昭和４７年に没。

◆加藤東一略歴・１９１６〜１９９６　岐阜市美殿町で生まれる。昭和２２年東京美術学校日本画科卒業。山口蓮春に師事。同年第三回日展に「白暮」を初出品初入選。昭和２７年第８回日展「草原」で特選受賞。昭和５２年「女人」により日本芸術院賞受賞。昭和５９年日本芸術院会員。平成元年日展理事長。平成３年岐阜市に「加藤栄三・東一記念館」開館。平成７年文化功労者。日本画家。岐阜市名誉市民。藤沢市名誉市民。日本画家。平成８年に没。

◆後藤秋�香E１８８６〜？　 山県郡山県村（岐阜市）に生まれる。名は正秀。京都に住んで田近竹邨に南画を学ぶ。

◆大矢峻嶺・１８９２〜１９６７　加茂郡伊深村(美濃加茂市)に生まれる。本名、貫一。明治４４年、京都に出て三木翠山に入門。のち翠山 の勧めで竹内栖鳳門下となる。大正８年、第１回帝展に初入選。以後、主に帝展で活躍。日本画家。昭和４２年に没。

◆堀暁中略歴・１８７５〜１９３２ 岐阜市に生まれる。初め佐脇波登麿に学ぶ。さらに名古屋の木村金秋に土佐派を学ぶ。昭和７年に没。

◆池田虹影・１８９２〜１９５６　郡上八幡町（郡上市）に生まれる。旧姓橋本晴治郎。竹内栖鳳門下。文展、帝展で活躍。日本画家。昭和３１年に没。

◆太田稲吉・１９１３〜１９９０　岐阜市白木町に生まれる。昭和２５年、第６回日展で《蒼陰》初入選。昭和３０年頃より加藤栄三に師事。昭和３８年第６回日展出品作《鯉》で中日賞受賞。日展入選１９回。日展会友。日本画家。平成２年に没。

◆前田一鶯・１８９０〜１９３９ 安八郡名森村森部に生まれる。岐阜中学卒業。東京美術学校を１年半で中退。大正元年、京都に出て巡査となる。同年山元春挙に入門。日本画家。昭和１４年、４９歳で没。

◆石原玉関・１８８２〜１９５０　武儀郡富加村（関市）に生まれる。本名、理一。日本画家。昭和２５年に没。